「DIA(DESIGN INTELLIGENCE AWARD)」応募開始のご案内

「DIA」は、中国を代表する美術系教育研究機関である「中国美術学院(China Academy of Art)」が、浙江省政府の支援を受けて主催する、国際的かつ学術的なデザイン賞です。2015年に創設され、今年で第10回を迎えるこの賞は、日本をはじめ、イギリス、イタリア、オランダ、インド、韓国など、各国のデザイン団体や主要大学の協力のもと、大学主催のデザイン賞にふさわしく、公平かつ公正な審査・運営が行われています。現在では、中国を代表するデザイン賞として、国際的にも高い評価を受けています。特に日本とは設立当初から継続的な協力関係があり、毎年、多くの作品がDIA賞のみならず、賞金付きの金賞・銀賞などの特別賞を受賞しています。
「DIA」の応募対象は、大きく「産業」グループと「イノベーション・インキュベーション(提案)」グループの2つに分かれています。「産業」グループは「文化創造」「スマートライフ」「産業設備」「デジタルエコノミー」の4つの領域で構成され、「イノベーション・インキュベーション」グループは「ライフ&ヘルス」「スマート観光」「スマートハードウェア」「スマートモビリティ」「X」の5つの領域に分類されます。いわゆるインダストリアルデザインを中心としつつも、製品だけにとどまらず、サービス、ビジネスソリューション、ソーシャルイノベーションなど、幅広いデザイン領域を対象としています。
※「イノベーション・インキュベーション」グループのうち、「ライフ&ヘルス」「スマート観光」「スマートハードウェア」「スマートモビリティ」の4領域は、在校生を対象とした特別課題に対する提案型の応募となります。「X」領域は、学生および卒業後5年以内の若手デザイナーを対象とし、自由テーマでの応募が可能です。
「DIA2025」の主なステップは以下の通りです。
「応募」は、産業グループについては6月20日まで無料で受け付けており(6月21日以降は応募費用が発生します)、イノベーション・インキュベーショングループについては、9月20日まで無料で受け付けております。いずれも、公式サイトを通じて作品情報の登録を行います。
「審査」は、提出データをもとに実施される「一次審査」、現物または説明ビデオを基に中国で行われる「二次審査」、および上位賞を決定する「最終審査」の三段階で構成されます。
「発表と展示」では、「授賞式」とあわせて、中国美術学院内の「デザインミュージアム」にて受賞作品を展示する「DIA展」が開催されます。
■DIA公式サイト
en.di-award.org
■応募ガイド
https://en.di-award.org/rules.html
■応募問い合わせ
info@di-award.org
■日本連絡先(一般社団法人国際デザイン研究フォーラム)
info@design-forum.net